皆さんこんにちは。鍼灸師の平尾です。
今回はこむら返りについてお話ししようと思います。
こむら返りは、主にふくらはぎの筋肉が異常に収縮して、痙攣(けいれん)を起こすことで起こります。
ちなみに、こむら返りの「こむら」はふくらはぎのことを指します。その名の通り、ふくらはぎに多く起こりますが、実は足の裏や指、太もも、胸など、体のどこにでも発生します。
運動中や就寝中に発症することが多く、強い痛みを伴いますがほとんどの場合は数分間でおさまります。
ふくらはぎなどの筋肉は過剰に伸びたり、収縮したりすると、無理な動きによって痛めてしまいます。
それを防ぐために、2つのセンサーが備わっていて、伸びすぎを防ぐのが筋紡錘(きんぼうすい)、縮みすぎを防ぐのが腱紡錘(けんぼうすい)です。そのうちの腱紡錘の働きが低下すると、筋肉が異常に収縮し、痙攣を起こしてしまいます。
腱紡錘の機能低下にはさまざまな原因がありますが、ミネラルバランスの乱れ、脱水、冷えが主に挙げられます。
最も大きな原因といえるのがミネラルバランスの乱れで、カルシウムとカリウムは、筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあります。この2つのミネラルを調整しているのが、マグネシウムです。3つとも大切なミネラルですが、特にマグネシウムの不足は腱紡錘の機能低下に大きな影響を与えます。
二つ目に、激しい運動などによる水分の不足、お酒やコーヒーの摂り過ぎなどによる脱水、水分代謝機能の低下が挙げられます。
そしてこれからの時期増えるのは冷えによるものです。
座り仕事などの方は血行不良になり、筋肉も冷えて緊張状態になりがちです。
こむら返りを起こしたときの対処法としては身体の力を抜いて筋肉の緊張を解いてゆっくり伸ばしてあげることですが、
こむら返り後、違和感が残っている方!!鍼灸治療でも筋肉の緊張を緩和し、冷えた足先の血流改善を促す事が出来ます!
繰り返さない為にも一度ご相談くださいね。