みなさんこんにちは。栗東院スタッフの中嶋です。
今回は五十肩についてお話ししようと思います。
みなさんは日常生活の中でこんな経験ありませんか?
「腕を挙げた時に肩が痛む…」
「髪を結ぶ動作がしんどい…」
このような症状、もしかすると五十肩かもしれません。
■五十肩とは?
五十肩は「肩関節周囲炎」とも呼ばれ、名前の通り50代に最も多く、肩関節周りの組織が
加齢や過労により変性する40歳を境に発生リスクが高まる疾患です。
■症状
五十肩の症状は炎症期・拘縮期・回復期の3つの分類にわけることができます。
・炎症期
肩の痛みが最も強い時期で、炎症によって就寝時に夜間痛が発生して満足に眠れなかったり、
腕を挙げたり、手を挙げたりするような動作の時に痛みが生じるなどの運動制限がみられます。
・拘縮期
この時期になると、炎症期と比べると痛みは少し軽減しますが、肩の可動域が拘縮により減少し、
あらゆる方向への運動制限が生じます。
肩を自発的に動かすことが少なくなり肩の動きがどんどん悪くなるので、寝返りをうった時に
急に筋肉が動くことで痛みが生じる夜間痛も特徴的です。
・回復期
回復期になると、徐々に痛みが和らいで少しずつ日常生活動作での動かしにくさは改善されますが、
可動域の制限が残る場合もあります。
■症状が出たらどうしたらいい?
・炎症期
無理に動かそうとはせず、アイシングで患部を冷却し安静にしておきましょう。
サポーターやテーピングで肩の負担を軽減してあげるのも効果的です。
炎症症状が出ている時に湯船に浸かったり、患部を温めるのは、かえって炎症症状を促進させ
痛みが出る原因になるので注意が必要です。
・拘縮期
痛みの出ない範囲で肩の運動やストレッチを行い、可動域を改善してあげることが大切です。
日常生活の中でも無理のない範囲で肩を使ってあげると拘縮や筋力低下の予防につながります。
また、湯船にしっかり浸かる、就寝時に肩まで布団をかけて肩を冷やさないようにするなど、
肩を温めてあげることで血液循環が良くなり、動きの改善にもつながります。
・回復期
再発防止のために、可動域を広げるためのストレッチや、
肩周辺の筋肉を強くするトレーニングを行うことが効果的になります。
肩の動きが悪くなって腕を使ってできることが少なくなると生活の質も下がってしまいます。
当院では痛みをとる施術だけでなく、症状を再発させないためのストレッチや運動の方法の指導など、
アフターケアまでしっかりサポートさせていただきます。
もしこのような症状でお困りの場合はお電話やLINEでのご予約承っておりますので、
お気軽にご相談ください。