今回は日本人に意外と多いガングリオンについてです。
20~50歳の年齢層の人に自然に発生します。
女性で男性の3倍多くみられます。
通常、ガングリオンは、手首の甲側に発生します。
さらにガングリオンは、手首の手のひら側や、手のひらの指の付け根、爪のあま皮から数ミリメートル手前のところにもみられます(この場所では粘液嚢胞とも呼ばれます)
なぜガングリオンが手首にできるのかは分かっていませんが、過去のけがに関連している可能性があります。
症状ガングリオンは、皮膚の表面の下に盛り上がった、円形または楕円形の、滑らかで硬い腫れです。
その中には透明なゼリー状の液体が含まれており、この液体には通常は粘性があります。
通常、痛みはありませんが、ときに不快感があります。
外見的に問題があったり、不快感があったり、大きくなり続けたりする場合は、
ガングリオン整復術で治る確率が高いです。
また重症例では吸引針(摘出術)は約50%の患者で効果的です。その後、不快感をさらになくすために、ときにコルチコステロイドを注射することもあります。ただ約5~15%再発するのも事実です。
ガングリオンは人によって大きさ、硬さ、場所も異なるので
是非一度ご相談下さいませ。