みなさんこんにちは。鍼灸師の平尾です。
9月も下旬に入り、日中は暑い日が続いていますが、朝晩は少し涼しくなってきましたね。
過ごしやすい季節となりますが、体調を崩しやすい時期でもあります。
なぜ、季節の変わり目に体調を崩しやすいのでしょうか?
季節の変わり目である9~11月は、昼と夜の気温差や月平均の気温の寒暖差が大きくなります。
この時期によく見られる症状として、頭痛、肩こり、不眠、倦怠感、肌荒れなどがあります。
また、情緒不安定になり、気分が落ち込む方もいるようです。
季節の変わり目におこる体調不良の原因として、気温の寒暖差やストレスなどの影響で自律神経のバランスが崩れること等があげられます。
自律神経には、昼間や活動時に作用する「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに働く「副交感神経」の2種類があります。
この2つの神経がうまくバランスを取って作用することで、体温や発汗の調整、呼吸、循環、代謝などがスムーズに行われます。
しかし、寒暖差が大きくなると、体温や発汗をひんぱんに調整しなければならなくなるため、2つの神経のバランスが崩れてしまいます。
その結果、季節の変わり目は体調を崩しやすくなるのです。
また、秋は台風などの影響により、気圧の変動が大きくなりやすい特徴があります。
低気圧は自律神経に負担をかけやすく、頭痛や倦怠感を招く原因のひとつとなります。
次回からこの季節の変わり目に現れる症状に対してご自身でできる対策法をお話します!