皆さんこんにちは。鍼灸師の平尾です。
今回は先月体調を崩した平尾から、免疫力についてお話しようと思います。
年末年始の寒波に続き、大寒波の再来で氷点下を下回る気温でとてつもなく寒いですね。(寒さを越えて、痛い)
こんなに寒いと動く気にもなれない…と、誰もが思うことではありますが。
それ、免疫力を下げます!
免疫力とは実体的な言葉で、感染、病気、あるいは望まれない侵入生物を回避するために十分な生物的防御力を持っている状態を指します。
免疫力は日中の活動中に高まり、夜にかけて低下していきます。なので俗にいう規則正しい生活、というものが免疫力をあげるキーポイントとなります。
しかし、テレワークや外出自粛の機会が増えて生活リズムが崩れたり、からだを動かすことが減った今まさに、逆に免疫力を低下させがちな状態にあるのです。
適度な運動(激しすぎない運動)は唾液中の病原体を排除してくれる物質の分泌量を上げるといわれています。
また、身体が冷えることで体温が下がると免疫力は落ちると言われています。(なんと1度下がるだけで30~40%低下)
適度な運動をすることで身体を温め、免疫が働きやすい環境を作ることが大事です。
ただし、激しすぎる運動は逆に免疫力の低下をもたらすこともわかっています。
強い運動時にはストレスホルモンが多く分泌されて免疫機能は抑制されます。
また、筋肉に血流が集中する一方で皮膚や内臓への血流は減少し、バリア機能が一時的に低下することも病原体の侵入を容易にしてしまう要因の一つです。
これはオープン・ウインドウと呼ばれ、病原体が免疫を突破しやすい時期を指していて、トップアスリートは大きな大会後に風邪を引きやすいと言われるのは、こうした理由によるものです。
密を避けて温かい恰好でウォーキングする、自宅で軽い筋トレをするなどして身体のバリア機能を上げましょう!
決して無理だけはされないように注意です。
身体が冷えて筋肉が硬い状態で運動されると高確率で怪我につながります。
筋がガチガチで当院に来院されている方は要注意ですよ~!